2023年2月、秋田旅行中に見つけた廃墟が美しかったのでご紹介。
「邂逅の森」の舞台でもあるマタギの生地、阿仁町へ旅行しており、そこから男鹿半島へと向かう国道285号線にて発見。交通量も多い道路にポツンと佇んでおりました。これだけ人が通るのに、まるで何も存在しないかのように車の速度を緩めることなく通り過ぎていきます。
雪の綺麗さが訪問者のいないことを感じさせ、自然に飲み込まれつつある廃墟のもつ哀愁をぐっと際立たせています。
こちらの建物は旅館でしょうか、何層にも重なった雪の重みで屋根がへしゃげています。
調べたところ滑多羅温泉 鶴の湯は2007年に閉鎖。人が使わなくなると建物はあっという間に自然に飲み込まれていきますね。ここの温泉に行かれたことのある方は当時の感想などぜひコメントいだけると嬉しいです。
自分たちが生きているこの時間も地球の歴史からすればちっぽけで、どんなに人間が高度な生き物でも、結局は自然の一部に過ぎない。そんな諸行無常を感じさせられるところに廃墟の魅力があると思います。
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