鴨川という地

鴨川と言っても、京都ではありません。

千葉県は鴨川市。都内から高速で2時間程度で行けるチーバくんの肛門付近自然豊かな南房総の観光地です。

実は鴨川シーワールドを訪れるのは二度目。はるか昔、地元の小学生が集うツアーに参加し、水槽の前に寝袋を敷いて川の字で寝た記憶があります。今思えば、企画していた団体も、それを許可した水族館も素晴らしいですね。未だに記憶に残っている体験です。

なんとなく華やかだった記憶はありますが、もう10年以上前のことですし、辺鄙なところなので寂しい風景を予想していました。

しかし、実際は大盛況で隣接する駐車場は満車、100mほど離れた第2駐車場のさらに奥まで車が停まっており、八王子や横浜ナンバーも多かったです。

ここの水族館のウリは、水槽というよりはアシカ・イルカ・ベルーガ(白イルカ)・そしてシャチというデカい生物のショーの様です。

アシカって何となくボール遊びしてる位のイメージでしたが、とんでもなく運動能力が高く、世界中のどの人間よりボールの扱いがうまいことはもちろん、片手(ヒレ)で逆立ちしておりました。。

ベルーガも目隠しでの輪くぐりをしたり、飼育員さんの声真似を完璧にしていたり、インコより全然賢く感じました。また、あのまん丸としている頭は脂肪の塊で、飼育員さんにプルプルされて遊ばれていたのですが、その間もとても楽しそうな様子が印象に残っています。

シャチのショーは圧巻。これはみんな見に来ますね。最初は水がかかる前列がやや空いていたのですが30分前には立ち見スペースも含め満席でした。

水槽越しに見る水族館も楽しいものですが、やはりあんなにも巨大な生物の身体能力の高さ、そして種を異にする人間とコミュニケーションを取れる賢さは、私の想像を遥かに超えており、深く感銘を受けました。

大人になって水族館のショーで感動するとは思ってもいなかったのですが、その理由が水族館であれ、私であれ、久しぶりの心地よい感情でした。

常々思うのですが、あまり下調べをしすぎないほうが、後日振り返ったときに記憶に刻まれる出来事に出会える気がします。これからも房総の端から日本を盛り上げていただきたいですね。また来ます。

真新しい水槽は潮の満干きを再現しており、カワイイ子ガメもいました。

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